後輩に「伝える」コツについての話

どうも。ほるもんです。

 

今日は、後輩になにかを「伝える」ことについて話をしようと思います。

 

先日、後輩に「あの先輩の言っていることは、どうもわかりにくい。同じ内容でも、ほるもんさんの言っていることは理解できるのに・・・。」という話をされました。

 

正直、「あの先輩は好きだけど、こっちの先輩は苦手」という先入観も存分にあると思います。個人の感情で仕事をするべきではないと思いますが、人間ですからどうしてもしょうがない部分もあると思います。それはそれでしょうがないとして、置いといて・・・。(置いとくんかいw)

 

みなさんは、後輩に物事を伝える時に何か気をつけていることはありますか?

 

僕は気をつけていることはいくつかあるんですけど、それをいくつか紹介しようと思います。

 

まず1つめ。話のレベルを合わせること。

足し算を習ったばかりの小学生に分数や二次関数の話をしても理解できないのは当然です。

後輩の理解できるレベルまで噛み砕いて話をするのです。

 

そして、その時大事なのが、2つ目。相手のリアクションをよく観察することです。

話を聞いている後輩の様子をよく観察しながら話します。

 

話されている内容が理解できなかったとき、自分で質問できるような後輩だったら、そこまで気は使いません。わからなければ向こうから聞いてきてくれますから。

 

内容が理解できてないときに黙り込んで、わかったフリをする後輩には注意が必要です。

話が終わった時に、話の根底が理解できないままなので、最後まで何を言っているのか理解できず、気がつけば振り出しから説明し直さなければいけない。そんな必要があるかもしれません。

そうなってしまっては、話す方も聞く方もスタミナの無駄遣いです。

ちょっとでも理解していなそうなら、それを察知するアンテナをはりめぐらせます。

 

そして、3つ目。僕はよく「架空の話」をします。

「架空の話」というのは、仮定の話であったり、他の例をあげた例え話です。

架空の話というのは、話す方も聞く方も同じ土俵に乗らないと話が進みません。ということは、こっちが架空の話を始めると向こうはこっちに歩み寄る必要が出てくるのです。

 

架空の話を聞くには、自分もその世界に入っていかなければなりません。

しかしながら、これは相手のフィールドに足を踏み入れていることに他なりません。

説明する側からしたら、自分の都合のいい状況設定ができます。とても都合がいいのです。

 

「学生時代、興味の無い授業を聞かされるのは、とても苦痛だったと思いませんか?

何を言われても頭に定着する気がしませんでした。ところが、好きな教科だったらどうでしょう?興味を持っているので、どんどん入ってくる気がします。」

 

上の文章を読んだだけで、みなさん学生時代のことを思い出したんじゃないですか?本当に苦痛でしたか?本当に好きな教科だからって勉強が頭に入ってきましたか?

つまりはそういうことです。

 

現実に起こっていることを題材にして話をした場合、話し手と聞き手で認識の誤差が出て物事の背景が違ってくる可能性があります。

物事をシンプルに考えさせ、余計な背景を取り去るためにもこういった架空の話は有効だと思います。

 

さらに、そうなりやすように相手の得意な分野の架空の話をします。

そのためには、日頃から後輩がどんな子なのかを観察しなければいけませんし、日頃からの関係構築もだいじです。

 

後輩に何かを伝えなければいけない先輩のみなさんに少しでも役に立てば幸いです。